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kotolicomyt’s diary

色んなもののポートフォリオです

とある日記:検査と医者

日記

飽きる前に書いておこうと思った前回の続き。

検査〜結果&お医者さんとは… というとこまで書いてみようと思います。

前回と同じく、文章のみの大長文なので読みにくいです。

すいません。

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 発達障害の疑いがあるということで、次の検査は2時間半みっちりと知能検査でした。算数、国語、社会、パズル、一般常識が主な内容。質問には基本的には口頭で回答。紙に書いて計算したり、メモしたりしてはいけないのです。頭の中で記憶し、作業・組み立てられることが求められます。

 

どんな問題が出たかというのを参考までに、例えば。

  • 言葉の意味:「傾斜」「勾配」「山茶花」などの意味を辞書のように説明する。
  • 記号の書き取り:紙に羅列された○△□などの記号を手元の紙にできるだけ早く書き写す。
  • 数字の暗記:6桁〜8桁の数字を暗記して復唱する。
  • 社会常識:「なぜ未成年には労働に制限があるか」、「森林を伐採するのがなぜいけないのか」など、一般常識についてその理由を説明する。
  • 物語の組み立て:48枚の絵が描かれたピースを並び替えて、流れに矛盾がないような物語を組み立てる。
  • 小学生レベルの算数:2本で32円の鉛筆を11本買ったらいくらですか、1,300円の3割引はいくらですかなど。
  • 社会常識2:ノーベル賞2度受賞し、ラジウムを発見した科学者は?、富嶽三十六景を描いたのは?など。
  • パズル:台形とか三角形とかのピースを組み合わせて、ピース全体で目的の形を作るパズル。温泉とかにあるやつ。
  • パズル2:四角いピースで複雑な絵柄を合わせる。
  • 記号2:△=2、○=7、♩=9など、記号に対応する数字が決まっているので、記号をみて数字に変換し、できるだけ早く書き写していく。
  • 図:参考の図柄・絵と同じものを4つの似た図柄・絵から探し出す。
  • 2:参考の図柄・絵の特徴を見て規則性を探しだし、4つの似た図柄・絵のどれに当てはまりそうか見つける。
  • 数字の暗記2:数字とカナの入った6~8桁の暗記。最初に数字の小さいものを言って、つぎにカナの最初のものから言う。

 

 ざっとこんな感じ。間に休憩はさんで、約2時間半。

臨床心理士の先生も仕事とはいえ、大変だったのでは。冒頭にも書きましたが、基本的にメモなどはとれません。ずっと頭の中の作業ってのが相当疲れました。終わったあと頭の左側が痛かったのが印象的です。

 ちなみにこれはクイズではないので、答えは教えてもらえません。わからなかったら、わからないまま。ストレスです。そういうものらしい。

 

 と、この日はこれでおしまい。2週間後に検査結果が伝えられるとのことでした。

その時は「はいわかりました」で終わったんですけど。

検査結果ってなんの?テストの検査結果?

それともそれを踏まえて診断結果が出るってこと?

 詳しい説明はなく。求めても「特徴がわかるんですよ〜」と、なんか曖昧。

もやっとした気持ちになりました。これが後々の方針への決定打になるとは……

 

 2週間後、結果を聞きにいきました。

臨床心理士さんが、知能検査の結果を教えてくれました。

 

 比較的、言語関係は強いもののその他がめちゃくちゃ低い。

言葉で説明したり考えたりってのは得意なんですが、目で見たり聞いたりする処理が苦手。計画的にできない、優先順位をつけるのが苦手、好き・嫌いを瞬時に判断するのが苦手などです。

 

 そのことからわかる社会的な不安・障害・ズレというのは「言葉が達者・コミュニケーションがうまくとれるのに、なんか期待してたより出来ないね」ということ。文章が作れてうまくコミュニケーションがとれても、比例して事務処理や数的な解釈も得意とか、要領がいいって訳ではないらしいのです。

 

 「書くのはできるのに」「逃げるな」と散々言われてきた大学院時代。逃げてるつもりなんかこれっぽっちもなかったのに、「なぜか」できなかったんです。

  私もそこを理解していなかったので、とにかくお世話になっている人の期待に沿うようにと思ってだいぶ無理しました。リベンジするんだ、見返してやれと励まされることは嬉しかったのですが、「逃げてる」と言われるのは辛かったです。

 でも自分でもわかりませんでした。頑張っても結果が出せないことが=逃げてるなの?と。結果が出ないと、頑張ってても逃げてるの?と。なので、ようやく謎が解けて嬉しかった。逃げてなかったと初めて確信を持てました。

 

 好き嫌いを瞬時に判断するのが苦手という特性もあるので、嫌なことをされてもその瞬間に「嫌」と理解できない。

 呆然とはするのですが、後で考えた時に「あれ嫌だった」と思うことが多く、その場で伝えることができません。なのでいい意味では「おおらか」と捉えてもらえることもありますが、嫌な管理職とかの嫌味に後々気づいたりとか。そういうのも見えないストレスや自己嫌悪の蓄積→人格形成→人間関係に繋がるのだそう。こわーー!

 

 あの知能検査でそんなことまでわかるんですか〜!と思ったのが率直な感想です。

しかしこの「知能」ってなに?頭の良し悪しなの?

ここで当たり前に使ってる「知能」の意味の説明を求めたら、意外な答えが。

 

 知能=生活で使う能力と捉えて良いのだそう。

つまり言葉を使って説明・コミュニケーションをとる、時間やカレンダーを見てスケジューリングする、単純な動作を繰り返すとかそういうことを「知能」というのだそうです。使ったテストの問題は教科的なものでしたが、その「教科」も本来は、生活に必要な知識であるから、約12年も同じような教科をやり続けるのですね。本当は大学行くためじゃなくて。

 

 ここでの「知能(IQ)が低い」とは、生活に関わるような技術・知識・処理作業を問う検査の結果、極端に数値が低いことだと定義されているわけです。

つまりごく簡単に「**の作業が苦手」=「**の知能が低い」ということになるのだそうです。

 で、この「苦手」っていうのも、基本的には強い緊張やストレスがかかった時に起きやすくなると。検査中、失敗しやすい状況をあえて作って、テストさせることで、知能の高い・低いが見やすくなるらしい。

(メモがない理由も納得)

 

 非常に納得しました。

自分では得意だと思ってたことが、こうして数字やダイアクラムになって伸びているのを見ると嬉しかったし、自信の裏付けというか。向いてたんだ!よかった〜と安心したり、その他できないことも、パズルや単純作業は比較的「まだ大丈夫と言える」だと細かく分かって面白かったです。

 これ、別に発達障害じゃなくてもみんなやったらいいのにとか思いました。向き不向きがよくわかるし、対策も立てやすくなる。

「スケジューリング全然できません」だったのが、私用のスケジュール管理の仕方をアドバイスしてもらってからは1日ずつスケジュールできるようになりました。3000円くらいだったので、(病院による?)おすすめします。

 

 

さて。

 

 ここからが問題だったのです。

ここから臨床心理士の方から担当医に変わりました。

信頼してましたし、親身なんですけど、うーーーーん????と思うことが、この日はやたらと多かった面談でした。

 

 「生きやすい暮らしのあり方を考えて行こう」という話題になったのです。

私は、そういうのはリクエストしていません。

私が知りたいのは単純明快なことで「発達障害かどうか」ということだったのです。

母親もこの通院は知っているし、結果を知りたいはず。その結果とは私と同じく「か、どうか」っていうところ。なので“答えを単刀直入に聞きたいのですが”、と伝えたら。

 

 担当医は何となくイラっとした雰囲気を出しながら、

「そうですよ。発達障害

 

 

え〜〜なにその言い方

(とこれその場ではポカンとしちゃって、後から思ったんですが笑)

 

 

 担当医は、発達「障害」という言葉に嫌悪しているというか。障害ではなく「発達の凸凹」として捉えてほしいようでした。

確かに、そっちの方がラベルとしてはマイルドです。

 

 気持ちはわかるのですが、大事なことは、「私はそれを求めていない」。

患者によっては、その「発達の凸凹」という捉え方で救われる人もいるというのも分かります。しかしあくまで「患者によっては」なのです。曖昧なことが分かりにくい私には「発達の凸凹」という言葉の情報よりも「発達障害」の方が明確だったのだけなのです。母親に「発達の凸凹だったよ」とは伝えにくいですし。何それつまり?って絶対言われる。

 

 一応、私の気持ちも伝えることにしました。イラっとしてるし、妙に否定的な言い方になってきたので、何か誤解されてるならそれは解きたい。

 長い間底の見えない穴掘りをひたすら続けて、ようやくガチンとスコップが底にたどり着いた!という達成感だと。発達「障害」だからショックだとかはなく、これで新しく生き直せるというか。「出来損ないの自分」を、そんなんじゃないんだと言える根拠や自信が湧いたと思えました。脳みそちょっと未熟だっただけ。事務処理ができないから、家でフリーライターを選んだんじゃなくて、ちゃんと文章や言葉の仕事が得意だからフリーライターになったって言える!と。生きにくさそのものが本当の障害だったのであって、言葉の「障害」については別になんの思い入れもないと、伝えました。

 

 しかし、担当医の耳には入っていないようでした。なんか結構諭されたような。「落ち込むことはないんですよ」とか「無理にそう思わなくてもいい」とかそういう類の言葉を言われました。

 その後担当医自身もADHDだと言ってたので、その辺りちょっと納得しました。担当医も担当医の自身の経験や生い立ちだとか、色んな患者さんとかその家族とか見てるからこそ発達「障害」の言葉の捉え方や、思い入れが独自にあるんだろうなと。

(でも、それ、治療に持ち出しちゃいかんでしょと思いましたけど)

 

 

 そこで激しく思ったのが、メンタル系の病院って探すの本当に本当に難しい。

そのお医者さん・クリニックは非常にケアが手厚く、親身になってくれるので病院自体は良い病院だと思うのです。簡単に薬を出そうとしたりもしないし。

ただやはり、最後は「対人」。

 お医者さんの主張や性格が強いと、言いにくいこともあるし、こちらもきちんとできるだけ論理的に説明できなくてはと思います(でもそんな状態じゃないから病院行ってる人のが多くね?と思わないでもない)。

 

 なにより、ようやく見つけても予約が取れない(半年先なんてザラ)。

そして通院しても、こうなっちゃうなんて。。。 

 なんとかならんもんか??

 

 

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というわけで。

大ボリュームになってしまいましたが、ちょうどライターの仕事でお医者さんと話をする機会を手にいれました。何というタイミング。

事情を説明して、聞いてみます。この悩み。いいメンタル系の病院、いいお医者さんってどうやったら見つかるのか。そのポイントとは。聞き方とかアドバイスしてほしい!三人のお医者さんに聞いてみました。

 

次回、

<3人の個性バラバラな精神科医に聞いてみました> 

につづく